研究課題/領域番号 |
06771257
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
江原 英俊 岐阜大学, 医学部・付属病院, 助手 (20252132)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 前立腺癌 / androgen receptor / RT-PCR / 免疫組織化学 |
研究概要 |
ホルモン不応性前立腺癌15例および再燃前立腺癌15例計30例よりmRNAを抽出し、逆転写酵素により、cDNAを合成した。androgen receptor(AR)遺伝子、β-actin遺伝子、prostate-specific antigen(PSA)遺伝子の塩基配列の一部に相補的なoligonucleotideを伸長用primerとしてRT-PCRを行なった。 β-actinは検体すべてで373bpのDNA断片の増幅が確認されたので、mRNAの抽出およびcDNAの合成には問題はないと判断した。PSAは、脳転移で発見された低分化癌の1例を除き全例で754bpのDNA断片の増幅が確認された。この増幅を認めなかった1例の血清PSA値は測定感度以下であった。ARは、ホルモン不応性前立腺癌組織ではPSAmRNA未発現の1例を除く全例で、再燃癌組織では全例で404bpのDNA断片の増幅が確認された。 これら全症例に対して、そのホルマリン固定パラフィン包埋切片を用いて、PSA、ARの免疫組織化学を行ない、その発現と局在を検討した。PSAはRT-PCRで未発現の1例を除く全切片でその発現を確認したが、低分化腺癌では染色強度の低い癌細胞や、全く染色されない癌細胞も認めた。ARもRT-PCRの結果と一致したが、組織分化度にかかわらず、個々の細胞においてその染色強度の不均一を認めた。これはホルモン不応性、再燃いずれにも認めた。また、抗AR抗体で細胞核が染色されない癌細胞の存在する症例を認めたが、陽性細胞を全く認めないのは1例のみであった。 現在、ARのRT-PCR産物をSSCPにて解析して、AR変異遺伝子の有無、およびSSCPにより検出された変異遺伝子の塩基配列をRT-PCR産物から決定することを行なっている。
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