研究課題/領域番号 |
06771261
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
林 辰弥 三重大学, 医学部, 助手 (00242959)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | プロテインCインヒビター / 活性化プロテインC / セリンプロテアーゼインヒビター / 男性不妊症 / 受精 / 発現調節領域 |
研究概要 |
プロテインCインヒビター(PCI)は血液凝固制御因子の活性化プロテインC(APC)に特異的な血漿阻害因子で、α1アンチトリプシンなどと相同な構造を有する血漿セリンプロテアーゼインヒビター(SERPIN)ファミリー蛋白質の1つである。また最近では、PCIは精漿中に血漿中の約40倍も高濃度に依存し、男性不妊症患者精漿中では著しく低下していること、また精子の尖体にも存在し、卵との受精に関わっていることが示唆されいる。本年度は、PCI遺伝子の発現調節機序を明らかにするため、ヒトPCI遺伝子の発現調節に関与する遺伝子の5'上流領域(約1.6kb)を単離し、その構造解析を行うとともに、その発現調節領域について検討した。その結果、PCI遺伝子の5'上流にはSP1、AP2、GATA、HNF、C/EBPなどの種々の転写因子が結合するコンセンサス配列が存在することが明らかになった。さらに、PCI遺伝子の5'上流のフランキング領域を種々の大きさに欠落させた遺伝子DNAをエクソヌクレアーゼIIIを用いて作製し、ルシフェラーゼ(Luc)をレポーター遺伝子としてPCIを発現する肝癌細胞であるHepG2における発現調節領域について検討した結果、その肝臓における主要な転写促進活性はSP1および2個のAP2結合部位を含む領域に存在し、さらにPCI遺伝子の上流には少なくとも1個のサイレンサー領域が存在することが明らかになった。現在、このSP1および2個のAP2結合部位を含む領域の肝臓でのPCI発現におけるプロモーターあるいはエンハンサーとしての重要性についてさらに詳細に検討するとともに生殖臓器における転写調節領域について解析を行っている。
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