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精巣におけるGerm cell factorsの存在とその臨床的意義について

研究課題

研究課題/領域番号 06771267
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関神戸大学

研究代表者

藤澤 正人  神戸大学, 医学部・附属病院, 助手 (30243314)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードNeuropeptide / Germ cell factor / Sertoli cell
研究概要

精巣におけるNeuropeptideの発現について検討し、細胞間の相互作用について検討した。まず、Sertoli cellにおけるneuropeptideの発現について検討したところ、PT-PCR法にてVasoactive intestinal polypeptide(VIP),Neuropeptide Y(NPY)のmRNAの発現を確認した。さらに、Northern blottingにてもNPYのmRNA発現を確認し、その制御機構について検討した。VIPは量的に非常に微量と考えられNorthern blottingではmRNAの発現が確認できなかった。また、蛋白分泌に関しては免疫組織学的検討によりNPYの分泌が確認された。さらに、Radioimmunoassayによっても現在検討中である。このように、NPYは神経組織のみならず、精巣においても存在することが明かとなった。その制御機構に関して、NPYはFollicle stimulating hormone(FSH)によりその発現が増加し、TPAやForskolinの添加によっても同様にNPYの発現が増加する。このことから、cAMPあるいはProtein kinaseCを介した情報伝達系が推察される。さらに、現在、Germ cellを分離し、この培養上清のSertoli cellにおけるNPYの発現に対する影響について検討中であるが、明確なデータは得られていない。影響が見られた場合は、Germ cell factorの存在をさらに裏付ける結果となり、Germ cell factorの精製へと進む予定にしている。また、このNPYの精巣における機能に関して検討するために、Leyding cellを分離し、そのSteroidgenesisについて検討したところ、testosterone産生を抑制する可能性が示唆され、さらに検討中である。
ヒト精巣における発現ならびに制御機構についてはもう少し時間を要する。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Fujisawa M.et al.: "The significance of gonaclotropin-releasing hormone test for predicting tertility after varicocelectoriy" Fertility and Sterility. 61. 779-782 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 藤澤正人: "精索動脈瘤精巣における細胞動態の解析" 第39回日本不妊学会 ワークショップ. 39. 132-132 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 藤澤正人: "精巣における細胞間相互作用 とくにSertoli cellとLeyding cellについて" 第39回日本不妊学会 シンポジウム. 39. 127-127 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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