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子宮内膜での血管新生因子(PD-ECGF)発現の着床における意義の検討

研究課題

研究課題/領域番号 06771325
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関東京大学

研究代表者

大須賀 穣  東京大学, 医学部(病), 助手 (80260496)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード着床 / 脱落膜 / PD-ECGF / プロゲステロン / プロラクチン / 子宮内膜
研究概要

婦人科手術における手術材料より日本産科婦人科学会の規定を遵守し本人の同意を得て正常月経周期を有する婦人の子宮内膜を採取。これにより子宮内膜間質細胞培養系を作成し実験を行った。
子宮内膜間質細胞培養系におけるプロゲステロンのPD-ECGFの発現とプロラクチン分泌に対する刺激作用を検討した結果、PD-ECGFの発現とプロラクチン分泌はともに培養6日目より明らかとなり、ともに培養20日目まで増加した。種々の濃度のプロゲステロン添加でPD-ECGFの発現とプロラクチン分泌を検討した結果、プロゲステロンは容量依存的にPD-ECGFの発現とプロラクチン分泌を刺激した。また、プロゲステロンレセプターの特異的リガンドであるR5020はPD-ECGFの発現とプロラクチン分泌をともに刺激した。以上のことにより、子宮内膜間質細胞培養系においては、プロゲステロン刺激による脱落膜化によりPD-ECGFの発現が増加することが明らかとなった。
臨床例における病態での正常群および異常群での比較検討を行うために不妊症症例において黄体期中期の子宮内膜生検材料を採取し保存した。おのおのの症例で血液中プロゲステロン濃度の測定(RIA)、生検材料の子宮内膜日付診とPD-ECGFの定量を行い黄体機能不全群と正常群がおのおの10例以上集まっていることを確認した。今後、PD-ECGFの定量をウェスタン解析にデンシトメーターによる定量化を加えて行い、血液中プロゲステロン濃度正常群と異常群の間でPD-ECGF発現量を比較検討する予定である。同様に子宮内膜日付診正常群と異常群におけるPD-ECGF発現量を比較検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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