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アクチビンの下垂体細胞に対する分化誘導能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06771341
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関徳島大学

研究代表者

漆川 敬治  徳島大学, 医学部・附属病院, 助手 (80243682)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードアクチビン / GH_3細胞 / プロラクチン / 成長ホルモン / レセプター
研究概要

1.GH_3細胞(ラットの下垂体腫瘍由来の株細胞で成長ホルモン(GH)やプロラクチン(PRL)を産生する)をHAMF-10(15%HS、2.5%FCS)を培養液として、2×10^5cells/mlとなるように調整し、48時間培養後、アクチビンを0〜30nMの濃度で添加し、さらに4日間培養し、FSH産生能の有無について検討した。
NIDDKD RIA kitを用いて培養上清のFSH濃度を測定した結果、測定感度(2ng/ml)以下であった。このことから、アクチビンはGH_3細胞にFSH産生能を誘導する作用はないと考えられた。
2.同様の条件で、アクチビンを培養上清に添加し、48時間培養し、GH_3細胞のPRLおよびGHの産生に及ぼす影響について検討した。NIDDKD RIA Kitを用いた上清中の濃度測定では、アクチビンは0-3nMの範囲でPRL濃度を用量依存性に抑制した(最大55%)。上清中のGH濃度には有意な影響を与えなかった。
3.同様の条件でアクチビンを添加し培養したGH_3細胞内でのPRLおよびGHのmRNAの発現量をNorthern Blot Analysisにて検討した。アクチビンはGH_3細胞のPRL mRNA発現を抑制したが、GH mRNA発現には影響を及ぼさなかった。
4.GH_3細胞のアクチビンレセプター発現の有無をRT-PCR法により検討した。GH_3細胞はアクチビンレセプターのうちII型に関してはType IIとType IIBの発現が、またI型に関しても一種類のレセプターの発現があることを確認した。さらに新しいI型レセプターサブタイプの発現も確認され、一部の塩基配列の解読から、これがヒトで報告されているアクチビンI型レセプターに相当するものであり、塩基配列95%、アミノ酸配列では100%のホモロジーを持つことを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 青野敏博: "厚生省特定疾患 間脳下垂体機能障害調査研究班平成6年度総括研究事業報告書" 厚生省特定疾患 間脳下垂体機能障害調査研究班 班長 入江實, (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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