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着床前遺伝子診断に関する検討-性別診断の精度向上をめざして-

研究課題

研究課題/領域番号 06771346
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

中村 佐知子  鹿児島大学, 医学部・附属病院, 助手 (00260753)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード着床前遺伝子診断 / PCR / 蛍光in situ hybridization
研究概要

目的:着床前遺伝子診断における性別判断の精度向上への検討
方法:1)Embryo;体外受精で得られた未受精卵、変性卵、余剰受精卵を用いた。尚、受精卵は患者の同意が得られたもののみを用い、extrusion法にて1割球のみをbiopsyし、single cellのみを検体とした。受精卵は凍結保存した。2)PCR法;SRYとalphoidXのprimerを使用し、double nested PCRを行った。amelogenin geneついても同様に施行した。3)FISH法;DYZ1,DYZ3,DXZ1を用いてFISH法を行った。
結果:PCR法;SRY,alphoidXを用いたものでは、未受精卵の診断率はすべての検体で124bpが検出され、100%(30/30)であった。変性卵に於ては115bp(Y)、124bp(X)共に検出されたものは33%(5/15)で、124bpのみの検出は66%(10/15)であった。single cellでの診断はSRY,alphoidXで、Xのみの検出90%(9/10)、X,Yの検出は10%(1/10)であった。amelogenin geneでは,Xのみの検出50%(5/10)、X,Y両方の検出率40%(4/10)、X,Y未検出率は10%(1/10)であった。FISH法;スライドへの付着率は約95%であった。洗浄が不十分な偽陽性が2〜3%あることより正診率は90%程度になった。Xのみは46%(7/15)、XYは46%(7/15)であった。今回はXXY、XOは認められなかった。
結論:PCR法では診断率約90%であり、SRYのみの場合より診断率は向上したと思われる。FISH法に於ても90%程度であった。今後、性染色体の数の異常を把握する上でも、FISH法の固定を工夫し、着床前遺伝子診断(性別診断)に役立てたい。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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