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習慣性流産患者におけるHLA-G抗原とTAP遺伝子多型性の基礎的解析

研究課題

研究課題/領域番号 06771357
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

斉藤 正博  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (50225736)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードTAP遺伝子 / 多型性 / 習慣性流産 / PCR-PFLP
研究概要

研究目的:習慣性流産の拒絶反応の標的抗原を明らかにするために胎児由来の胎盤に発現されているHLA-G抗原ならびにHLA-G抗原に結合するペプチドの種類を規定するTAP(Transporter associated with Antigen Processing)遺伝子の多型性を習慣性流産夫婦について検討した。
研究内容:1.対象:当院で習慣性流産のため免疫療法を施行した39組の凍結保存したリンパ球を対象とした。
2.検討内容:TAP遺伝子をPCR-RFLP法により多型性を検出した。
研究方法:1.凍結顆粒球よりPhenol-Chloroform法により染色体DNAを抽出した。
2.TAP1,TAP2遺伝子多型部位をPCR法により増幅した。
3.制限酵素Sau3A,AccI,AccII,MspI,BfaI,RsaIにより切断し,TAP1A-1D,TAP2A-2Hを分類した。
成績:習慣性流産患者夫婦39組のTAP遺伝子の多型性の頻度は以下の通りであった。
1.TAP1遺伝子の頻度は、AA56(71.8%),AB17(21.8%),AD3(3.8%),AC2(2.6%),BB0(0%)に分類された。
A:Ile.-Asp.,B:Val.-Gly.,C:Val.-Asp.,D:Ile.-Gyl.
2.TAP2遺伝子の頻度は、AA24(33.3%),AB17(23.6%),AC12(16.7%),BC5(6.9%),BB4(5.6%),CH3(4.6%),AE2(2.8%),AD2(2.8%),BE1(1.4%),BG1(1.4%),CD1(1.4%),DE0(0%),EE0(0%)に分類された。
A:Val.-Ala.-Thr.,B:Val.-Ala.-Ala.,C:Ile.-Ala.-Thr.,D:Ile.-Thr.-Thr.,E:Val.-Thr.-Thr.,F:Ile.-Thr.-Ala.,G:Val.-Thr.-Ala.,H:Ila.-Ala.-Ala.
考察:正常人TAP1,TAP2遺伝子の組合せと習慣性流産夫婦の組合せの頻度に差があるかどうか今後検討を要する。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 斉藤 正博: "反復流産における免疫療法と抗HLA抗体の産生" 日本輸血学会雑誌. 40. 381- (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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