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実験的子宮内膜移植モデルにおける免疫担当細胞の研究

研究課題

研究課題/領域番号 06771361
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

松林 秀彦  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (40219465)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード子宮内膜症 / NK細胞 / マクロファージ / 免疫抑制因子 / フローサイトメーター / ダナゾール
研究概要

1.Jonesの方法に準じて、自己の子宮内膜を腹膜に移植したラットにおいて、血液中(PB)および腹腔内洗浄液中(PF)の免疫担当細胞をflow cytometryにより解析した。対象は無処置ラットとsham手術ラットを用いた。
子宮内膜移植ラットにおいて、対象に比しNK細胞集団はPBおよびPFとともに有意に減少し、PFマクロファージは無処置群に比し有意に増加し、またsham手術群に比し有意に減少した。
2.Danazolが子宮内膜症の治療に広く用いられているが、ステロイド類似作用も合わせ持っている薬剤でもある。これを子宮内膜移植ラットに投与しその治療効果を見るとともに免疫担当細胞も同様に解析した。
Danazol投与により、減少していたNK細胞集団はPBおよびPFともに有意に増加し、無処置群よりもさらに増加した。またsham手術群に比し減少していたPFマクロファージは有意に増加した。これらの変化は、Danazolに用量依存性であった。
これらの結果から、移植子宮内膜からNK細胞やマクロファージを減少させる何らかの免疫抑制因子が放出されている可能性が示唆される。またこの両者はどちらもMHC非拘束性に細胞障害をもたらすものであり内膜細胞の排除にも関連しているのかもしれない。このことは子宮内膜症の発症機序の解明に役立つばかりでなく、子宮内膜が受精卵の着床の場であることとも関連している可能性があり将来的にも非常に発展の余地があると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Matsubayashi H.: "Leukocyte Enbpopulation Changes in Rats with Autotransplanted Endometinum and the Effect of Danaeol" Am.J.Reprod.Immunol.(in press).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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