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妊娠中毒症発症機転に占める胎盤のウロキナーゼ ウロキナーゼ受容体の遺伝子細胞の意義

研究課題

研究課題/領域番号 06771373
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

塩崎 美織子  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (90226093)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード胎盤 / 絨毛細胞 / ウロキナーゼ / 受容体
研究概要

「目的」妊娠中毒症の発症機転に占める絨毛細胞の子宮ラセン動脈内腔への不完全な浸潤という現象を、胎盤のウロキナーゼ、ウロキナーゼ受容体(uPAR)発現を免疫組織化学的ならびに分子生物学的な手法を用いた研究により解明を試みた。「成績」ヒト胎盤絨毛組織を用いたウロキナーゼ、uPARの免疫組織化学的な検討では、両者ともextravillous trophoblastに存在を認めたが、合胞体細胞層にはそれらの染色は認められなかった。ヒト胎盤組織よりPercoll gradientにより純化したcytotrophoblastはインビトロで合胞体細胞に分化したが、ウロキナーゼ、uPARは同様の免疫組織化学的検討ではcytotrophoblastから合胞体細胞への分化課程で一過性に発現するが、合胞体細胞ではともに染色されないことが明らかとなった。ウロキナーゼならびにuPARの遺伝子発現の検討はヒト胎盤、培養絨毛細胞より得たtotal RNAを用いたNorthern blot解析を行ったが、これら遺伝子発現の確認は出来なかった。その理由としてこれら遺伝子の発現強度が低い可能性が考えられ、今後の課題として、messenger RNAを用いたNorthern blot解析、あるいはRTPCR法を用いた遺伝子増幅を行う必要があると思われた。ウロキナーゼ、uPARの妊娠中毒症胎盤における発現を免疫組織化学的に検討すると、これら蛋白の発現が正常胎盤に比し、低下していることが確認された。以上の成績をもとに、今後、妊娠中毒症胎盤を用いたウロキナーゼならびにuPARの遺伝子発現の検討を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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