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子宮癌肉腫の細胞生物学的検討:分子生物学的解析および物質生産能の検索

研究課題

研究課題/領域番号 06771377
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関福岡大学

研究代表者

江本 精  福岡大学, 医学部, 助手 (80258540)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード子宮 / 癌肉腫 / ミューラー管腫瘍 / 細胞培養 / 分子生物学 / 無血清培養 / c-myc遺伝子 / tissue polypeptide antigen
研究概要

1.分子生物学的解析:子宮癌肉腫である悪性ミューラー管腫瘍(malignant mixid Mullerian tumor,以下MMMT)の3種培養細胞株の癌遺伝子増幅の有無について、southern blot法を行った結果、全てに約4〜8倍のc-myc遺伝子の増幅を示した。
一方、N-mycおよびL-mycの遺伝子増幅は全く検出されなかった。これらMMMTの3細胞株は、全て横紋筋肉種の特徴を有しており、MMMTにおけるc-myc遺伝子の増幅と横紋筋肉種分化との関連性が推測された。
2.物質生産能検索;子宮癌肉腫株(FU-MMT-2)の培養液中血清を徐々に漸減することにより無血清培養に成功した。培養上清中の各種腫瘍関連抗原の測定をradio-immunoassayにて行った結果、著名なtissue polypeptide antigen(TPA)の産生能(8090U/L)を認めた。対照としてヒト子宮由来線維芽細胞の無血清培養を行ったがTPA産生能は認められなかった(<7U/L)。従って、臨床的にもTPAが子宮癌肉腫の有用な腫瘍マーカーと成り得る可能性が示唆され、今後のinvitro and ivivoにおける検討が期待される。また、keratinに近似する上皮性マーカーであるTPAの検出は、われわれが既に実証した本腫瘍のMuller管上皮起源説を改めて支持するものであると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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