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Acoustic rhinometry の鼻副鼻腔腫瘍治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 06771392
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関東京大学

研究代表者

加瀬 康弘  東京大学, 医学部(分), 講師 (10185788)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードAcoustic rhinometry / model 実験
研究概要

1.単純鼻副鼻腔モデルによる実験
(1)鼻腔モデルとしての単純な管に副鼻腔モデルとしての同様な管を種々の角度で連結した鼻副鼻腔モデル実験ではAR(Acoustic rhinometry)により連結角度に関係なく副鼻腔容積も正確な測定が可能であった。
(2)(1)同様のモデルにおいて鼻腔と副鼻腔の連結部分の断面積の大きさと副鼻腔容積測定値の関係を検討したが、断面積が直径4mm以上であれば副鼻腔部分の容積測定は正確になされることが判明した。
(3)以上より単純モデルにおいては現在のAR機種でも副鼻腔容積変化測定に十分応用可能であることが示された。
2.人体鼻腔鋳型より作成したモデルによる実験
(1)鼻腔側方に上顎洞に担当する腔を作成し、中鼻道と下鼻道の2か所で鼻腔と交通路させた。中鼻甲介または下鼻甲介を内側あるいは外側へ偏位させ、AR測定施行し、上顎洞容積を測定した。
(2)中鼻甲介または下鼻甲介を外側へ偏位させて鼻道を広く開放した場合には、上顎洞容積がかなり正確に測定できたが、鼻道を狭くした場合は上顎洞容積は過少に測定される傾向を認めた。
3.上顎洞腫瘍症例への応用
(1)上顎洞腫瘍(乳頭腫3症例)の術前術後にAR測定し、比較検討した。
(2)術前術後のCTから予測される摘出腫瘍容積と術前術後のAR測定値変化には高い相関を認め、実際の副鼻腔腫瘍症例に対しても現在のARで応用可能であることが示された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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