• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

内耳血管条上皮細胞のイオン輸送機構

研究課題

研究課題/領域番号 06771417
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関高知医科大学

研究代表者

竹内 俊二  高知医科大学, 医学部, 助手 (50188158)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード血管条 / 辺縁細胞 / 基底細胞 / パッチクランプ / イオンチャネル
研究概要

(1)スナネズミから単離した血管条辺縁細胞について、パッチクランプ・ホールセル記録をおこなったところ、等張液中で細胞あたり約100nSの大きなCl^-コンダクタンスが観察された。(2)このCl^-コンダクタンスのイオン選択性は、SCN^->Br^-=Cl^->F^->NO_3^-=I^->gluconate^-の順であった。
(3)等張液内におけるホールセルクランプの状態で、細胞外液を交換することによりCl^-に対する電気化学的勾配を負荷すると、辺縁細胞の体積が変化した。この体積変化はCl^-の移動に伴う水の移動によると考えられた。また細胞体積の変化に一致してCl^-コンダクタンスが変化した。
(4)高張液中で辺縁細胞の体積を減少させるとCl^-コンダクタンスも減少した。
(5)このCl^-コンダクタンスの電気生理学的性質は、辺縁細胞の基底側膜に発見されたCl^-チャネルとよく似ている。生理的状態においては、細胞体積の調節、基底側膜の膜電位に大きな役割をはたしていると考えられる。
(6)スナネズミから単離した血管条基底細胞について、パッチクランプ・単一チャネル記録を行ったところ、コンダクタンスが約240pSのK^+チャネルが発見された。このチャネルは、EPの産生に関与している可能性がある。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shunji Takeuchi et al.: "Ion channels in basolateral membrane of marginal cells dissociated from gerbil stria vascularis" Hearing Research. (印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi