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頭頸部癌における糖鎖抗原発現機序に関する分子生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06771424
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

上野 員義  鹿児島大学, 医学部, 助教授 (00253873)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード喉頭癌 / 鼻腔組織 / 糖鎖構造 / レクチン組織化学
研究概要

喉頭癌における糖鎖抗原発現機序をレクチン組織化学的に検討した。
Sambucus nigra agglutinin(SNA)は糖鎖末端のシアル酸、なかでもα2-6結合を認識する。Peanut agglutinin(PNA)は非還元末端のGal(β1-3)GalNAcを認識する。
正常喉頭組織においてはPNAは、扁平上皮の基底層、顆粒層を特異的に染色した。一方、SNAの染色性は認められなかった。
喉頭組織の異型化、癌化に伴いレクチン結合様式の変化が認められた。癌組織、特に未分化癌においてPNAの反応性が低下し、逆にSNAの反応性が亢進した。
Neu5Ac(α2-6)Gal/GalNAcの糖鎖構造は、癌特異糖鎖構造の一部であることが示唆された。
マウス鼻粘膜の糖鎖構造を解析した。鼻粘膜は呼吸上皮、嗅上皮に大別される。レクチン組織化学的に、同じ鼻腔でも組織形態の違いにより、糖鎖末端の糖鎖構造も異なることを明らかにした。細菌およびウイルス感染症における宿主側の感受性の違いからも興味ある知見である。今後の癌ウイルスに対する宿主側の感受性の研究においても重要な知見である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K. Ueno, Y. Hanamure, M. Ohyama: "Differences in terminal carbohydrate structures of sialomucin in the murine nasal cavity" Eur Arch Otorhinolaryngol. 251. 119-122 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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