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眼局所冷却の眼圧および房水循環動態へ与える影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06771486
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

山崎 斉  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (10251521)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード眼局所冷却 / アイスノン / 冷却効果 / 眼球温度 / 放射温度計 / 眼瞼皮膚温度 / 眼圧下降 / 緑内障
研究概要

1.目的
眼局所冷却の眼圧に与える影響を健常有志者を被験者として調べた。
2.方法
眼疾患および全身疾患のない30歳の男性2名を対象とした。あらかじめ4度に冷却したアイスノンを冷却源とした。アイスノンを眼部にあてる際、圧迫効果による眼圧変動の影響を避けるためにアルミ製の眼帯を眼部に装着し、この眼帯の上からアイスノンを乗せた。冷却効果を受けると考えられる眼球および眼瞼皮膚の温度を非接触型の温度計である放射温度計を用いて断続的にモニターした。眼圧をゴールドマン圧平式眼圧系を用いて断続的にモニターした。冷却は片眼のみにおこない、反対眼は冷却していないアイスノンを用いて同様の手技を用いることでコントロールとした。
3.結果
冷却開始前値を基準とした眼球温度は、角膜上で最大約3度低下した。これに対応して眼圧は約2mmHg低下した。眼圧下降は冷却開始5分から10分後が最大の傾向を示した。
4.考案
眼球冷却により眼圧が低下する現象が示唆された。しかし今回用いた手技では、眼球圧迫を避けるために使用した眼帯によりアイスノンと眼球およびその周囲組織の熱伝導効率が低下している可能性がある。より効率の良い冷却系が実現されれば、緑内障の眼圧動態を評価し正常眼との鑑別法として使用できる可能性がある。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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