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ラットのエンドトキシン誘発ぶどう膜炎におけるラパマイシンの効果

研究課題

研究課題/領域番号 06771566
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関久留米大学

研究代表者

江藤 耕太郎  久留米大学, 医学部, 講師 (70203635)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードFK506 / ラパマイシン / EIU
研究概要

目的:網膜特異抗原により惹起される実験的自己免疫性ぶどう膜炎(EAU)は、immunophilin ligandに属する免疫抑制剤のFK506やラパマイシンの全身投与により抑制効果が報告されており、FK506は臨床的にぶどう膜炎患者に対する効果も報告されている。しかし、これらの薬剤は強い副作用を有するため、この副作用を軽減する目的で作用機序の異なる二つの免疫抑制剤を用い、一つの薬剤で治療するよりさらに低い濃度でも効果があり、そのうえ副作用を軽減することがわかった。今回エンドトキシンにより惹起される実験的ぶどう膜炎(endotoxin induced uveitis:EIU)に対する免疫抑制剤の併用療法の治療効果を検討した。
方法:ルイスラットの足蹠皮下に100μgのサルモネラ菌より作られたlipopolysaccharaide(LPS)を免疫し、0.05%,0.3%FK506を点眼投与した。投与は、LPS免疫後4時間毎6回点眼した。24時間後の各々のラットの臨床所見と病理組織学的評価をおこなった。
結果:0.05%,0.3%FK506点眼群は、コントロール群に対し組織学的に炎症状態を軽減することが認められた。しかし、0.05%と0.3%の間で濃度差による炎症の差は認められなかった。
今回、ラパマイシン点眼液の溶解がうまくいかず実験に間に合わなかったため、FK506のみでのEIUの免疫抑制効果を報告した。ラパマイシン点眼液を作成次第、二つの免疫抑制剤の点眼液を用いて併用実験を行う。また、点眼治療で効果の認められない場合は、FK506とラパマイシンを腹腔内投与における免疫抑制効果についても検討して行く予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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