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骨組織における細胞死に関する形態学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06771577
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関新潟大学

研究代表者

入江 一元  新潟大学, 歯学部, 助手 (70223352)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード細胞死 / アポトーシス / 骨改造現象 / 骨細胞 / 破骨細胞
研究概要

骨改造現象の重要な担い手である骨細胞や破骨細胞の運命を細胞死やアポトーシスの観点から組織学的に検索するために今回の研究では近年細胞死の形態学的検出法として開発された寸断化されたDNAの3′未満をterminal deoxynucleotidyl transferaseによってラベルし検出する方法を用いた。
ラットの脛骨や歯槽骨を用いてこのDNAの寸断化を検出したところ骨髄の一部の細胞の核は反応産物で染色されたが、骨量中の骨細胞や骨芽細胞では検出されなかった。また骨端板軟骨では軟骨組織が骨組織に置き換わるとともに軟骨細胞も肥大化しその運命についても議論されているところではあるが、今回の実験ではここでもDNAの寸断化は検出されなかった。DNaseを用いた対照実験では骨細胞や破骨細胞などの多くの細胞の核が染色されDNaseにより寸断化されたDNAの3′末端をterminal deoxynucleotidyl transferaseが認識し、ラベルされたものと思われる。
通常では破骨細胞の死が観察されることはまれであるために破骨細胞の数が急激に減少するモデルとして、ラット下顎切歯の形成端を破壊した歯槽骨を観察した。このモデルの歯槽骨では破骨細胞の数が急減にするために死が観察される可能性が高いと考えられる。この部位の破骨細胞は細胞質の一部がが伸長したり、断片化したりして、形態学的には一般に言うアポトーシスに類似した所見も示すが、DNAの寸断化を検出したところ消失する破骨細胞の核はラベルされなかった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 入江一元: "rhBMP-2による骨誘導モデルの組織学的研究" 日本骨代謝学会雑誌 抄録号. 12. 181 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 入江一元: "卵巣摘除不動性モデルにおけるイプリフラボンとエストロゲンの効果" 日本骨代謝学会雑誌 抄録号. 12. 350 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 入江一元: "骨組織におけるPTHレセプターの局在に関する免疫組織化学的検索" 歯科基礎医学会雑誌 抄録集. 36. 129 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] K.Irie: "Prevention of bone loss in ovariectomized and immobilized rats by ipriflavone and estrogen." Journal of Bone and Mineral Research,supple 1. 9. S320 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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