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アメロゲニン遺伝子をターゲットとする遺伝子の検討

研究課題

研究課題/領域番号 06771629
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関岡山大学

研究代表者

大山 和彦  岡山大学, 歯学部, 助手 (20169080)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードアメロゲニン遺伝子 / HGF / TGF-β / エナメル質形成不全ラット
研究概要

本研究では,アメロゲニン遺伝子に先立って発現し,形態形成に関与している2種の成長因子Hepatocyte growth factor(以下HGF),Transforming growth factor-β1(TGF-β)の遺伝子発現をin situ hybridization法を用いて,正常ラットとエナメル質形成不全ラット(不全ラット)において検討した。
胎生13日から生後2日のwister系ラット(正常ラット)と不全ラットの下顎M1の歯胚を観察した。
その結果TGF-βのsignalは,HGFよりも早い時期,すなわちbud stage(13日)でエナメル器および歯乳頭に認めた。cap-stage(14,5日)では,強いシグナルをエナメル器および歯乳頭に認めた。bell stage(16,17日)になりHGFのsignalを歯乳頭に限局して発現を認めた。TGF-βのsignalはエナメル器の発現は弱くなっていたが,歯乳頭では強い発現が観察された。HGFのsignalは,以後咬頭部より消退し始め,20日から生後1日にかけて消失した。TGF-βのsignalも生後1-2日には徐々に消失した。
歯の発生過程でTGF-β遺伝子は,アメロゲニン遺伝子,HGF遺伝子に先立って発現し,生後1-2日目まで発現を認めた。このことよりTGF-β遺伝子は歯を構成する細胞の増殖分化に深く関わっていることが示唆された。しかし正常,不全ラットにおいて特に発現の相違はなく,不全ラットの病因遺伝子は今後の研究が待たれる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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