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X線写真計測法による顎関節形態の分析

研究課題

研究課題/領域番号 06771665
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関徳島大学

研究代表者

下村 学  徳島大学, 歯学部, 助手 (50253224)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード顎関節症 / X線写真計測
研究概要

本研究は,生体における顎関節構成骨の形態を個体間で比較したり,同一個体の骨形態の経時的変化を定量的に分析するために,X線写真の計測等をパーソナルコンピュータレベルで自動計測化することを試み,顎関節症の発症メカニズムを考察することを目的とした.
顎関節症患者では,下顎骨正中の偏位が観察されることが少なくないが,現在のところ下顎骨の左右非対称性や頤部の偏位についての研究は十分に行われていない.対象を平成3年から5年の3年間に,本学附属病院へ顎機能異常症状を主訴として来院した患者のうち,女性562名,男性160名,総計722名とし,頤部の側方偏位量を,頭部X線規格写真をイメージスキャナを用いてパーソナルコンピュータに取り込み,その画面上で計測した.この偏位量と顎関節正面多層断層写真における左右下顎頭の形態差について,分散分析及び相関関係の検定により,統計学的に比較,検討をした.
この結果,左右下顎頭の形態を比較して,下顎頭垂直径の小さい方へ頤部は偏位する傾向が認められた.顎関節症患者における下顎骨の偏位の原因としては下顎頭関節面の形態変化による左右差のみならず,下顎頭の位置異常や下顎骨全体の発育異常など多くの因子の関与が考えられ,その関与の程度も個体内,個体間,両者でさまざまであると考えられるが,下顎頭の形態変化が下顎骨の偏位を引き起こす要因の一つであり,また逆に下顎骨の偏位により下顎頭に変化の生じる可能性もあることが示唆された.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 下村学 他8名: "顎関節症患者における顔面骨格の非対称性の分析" 歯科放射線. 34(増刊号). 205-205 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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