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生体活性化ガラス遊離物質による歯根膜線維芽細胞の石灰化物形成能と生物活性の変化

研究課題

研究課題/領域番号 06771728
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

久保 浩二  鹿児島大学, 歯学部, 助手 (00234477)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード生体活性化ガラス / 歯根膜線維芽細胞 / 石灰化物形成能 / アルカリフォスファターゼ / コラーゲン
研究概要

生体活性化ガラスを骨充填材として歯周欠損に臨床応用するために歯周組織由来線維芽細胞を用いて基礎的研究を行なってきた。生体活性化ガラス遊離物質による歯根膜線維芽細胞の石灰化物形成能とアルカリフォスファターゼ活性について検討し,石灰化物形成能が促進され,アルカリホスファターゼ活性の上昇が確認された。また形成された石灰化物はリンとカルシウムからなるハイドロキシアパタイトであることが判明し,石灰化能に遊離物質のカルシウムとシリカが関与していることが判明した。そこで,今回,歯根膜線維芽細胞の石灰化物が形成されるまでの期間において細胞生物活性の変化について,アルカリホスファターゼ,コラーゲンタイプIと石灰化物形成能を経時的に評価した。その結果,高濃度のカアルシウムとシリカを培地に添加し,歯根膜線維芽細胞を培養すると,細胞のアルカリホスファターゼ,コラーゲンタイプIおよび石灰化物形成能が,生体活性化ガラス存在下での培養細胞より有意差をもって高いことが判明した。本研究によって高濃度のカルシウムとシリカの存在が,歯根膜線維芽細胞の石灰化能を促進することが判明した。これらの基礎実験により,高濃度のカルシウムとよびシリカを遊離する生体活性化ガラスは、in vitroにおいて骨欠損への骨充填剤として適している材料であることが示唆された。今後,動物を用いて骨充填剤としての評価を行っていく予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kohji Kubo: "Characterization of nodules induced by bioactive glass on cultured peliodontal-ligament tibroblasts." Journal of Biomedical Materials Research. Vol29(in press). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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