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低出力レーザー照射によるヒト線維芽細胞の増殖促進効果の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06771734
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

金村 成智  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (70204542)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード低出力レーザー / He-Neレーザー / ヒト線維芽細胞 / 細胞増殖促進効果
研究概要

本研究は、低出力レーザーの周波数の違い(連続波、5Hz)によって線維芽細胞における細胞増殖作用にいかなる影響を及ぼすかについて検索を行った。
レーザー照射装置としては、Soft Laser632(He-Ne)を用い、培養細胞としては、ヒト線維芽細胞(WI-38)を用い、DMEN培養液で37℃、5%CO_2培養器にて単層培養したものを使用した。検索項目としては、生細胞数の算定、形態観察、^3H-Thymidineの細胞への取り込みについて検索を行った。
結果としては、生細胞数においては、初回照射より48・72時間後のおいて連続波ならびに5Hzともに対照群に比べ有意の増加が認められたが、連続波と5Hzの間には差は認められなかった。位相差顕微鏡による形態観察においては、細胞密度の上昇を認めたが、形態的差異は認められなかった。^3H-Thymidineの細胞への取り込みにおいては、照射24・48時間ともに対照群に比べ有意の増加が認められ、連続波と5Hzの間には有意差は認められなかったが、照射48時間後において5Hzの方が連続波に比べ軽度の増加傾向がみられた。
以上より、低出力(He-Ne)レーザーによる照射(連続波、5Hz)は、ヒト線維芽細胞に対し細胞増殖促進作用を有し、その作用機構としてはDNA合成の増加が示唆された。周波数の違いによる細胞増殖能の有意な差異は認められなかった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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