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象牙質知覚過敏に対するフッ素-ランタン二段処理法の有効性

研究課題

研究課題/領域番号 06771770
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

向井 義晴  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (40247317)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード象牙質知覚過敏 / フッ素-ランタン二段処理法 / 耐酸性試験
研究概要

APF溶液塗布後、塩化ランタン溶液で処理するフッ素-ランタン二段処理法を研削象牙質面に適用すると、表面に析出した非晶質の球状生成物が耐酸性試験後も表面を被覆し、細管開口部も閉塞していたことから、本法の象牙細管封鎖能に注目し、象牙質知覚過敏治療剤としての有効性をin vitroで検討した。
ウシ歯根部象牙質を露出後、歯頚部直下およびそれより5mm根尖側で歯根を水平断し、さらに長軸方向に3分割し、0.1M過塩素酸溶液に象牙質片を浸しながら1分間超音波処理を施し、スメア-層及びデンティナルプラグを除去した。これらを1:非処理、2:APF群、3:F-La群、4:シュウ酸カリウム群、5:結晶化ガラス粉末-タンニン酸処理群の5群に分けて処理した。次いで、pH7.0の再石灰化緩衝液、pH4.0の乳酸脱灰緩衝液に浸漬後、脱灰前後の処理層をSEM観察し、EPMAにて分析した。
F-La処理した象牙質面は反応生成物により覆われ、細管の開口は全く認められず、耐酸性試験後おいても開口は認められなかった。しかしながら、他の処理ではわずかな生成物を確認した群もあったが、耐酸性試験後では細管の開口が認められた。以上の結果より、F-La法はスメア-層およびデンティナルプラグを除去した象牙質表面、および細管開口部を効果的に反応生成物で被覆、封鎖することが示され、象牙質知覚過敏症に対する有効な治療法となることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 富山 潔: "フッ素-ランタン二段処理法の保存領域への応用(IV)-in vitroにおける象牙質知覚過敏剤としての検討-" 日本歯科保存学雑誌. 37. 68-68 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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