• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

赤外線加熱炉を用いた、キャスタブルセラミックスの繰り返し鋳造について

研究課題

研究課題/領域番号 06771771
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関鶴見大学

研究代表者

池島 巌  鶴見大学, 歯学部, 助手 (50222865)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードキャスタブルセラミックス / 赤外線加熱炉
研究概要

1、一般臨床で広く用いられている金銀パラジウム合金(キャストウェル、GC)1gに赤外線ゴールドイメージ炉から発生した光を照射し、合金の経時的変化を観察した。
照射開始直後より合金は発光し始め、15〜17秒後に溶融を想像させる形態変化が観察された。照射終了後形態変化を再確認すると、凝集し球状に形態変化しており全面に黒色の酸化膜が観察された。
2、OCCガラスインゴット(5.2g)に赤外線ゴールドイメージ炉から発生した光を照射し、インゴットの経時的変化を観察した。
照射開始20分を経過しても、発光や形態変化は観察されなかった。
ガラスインゴットが溶融しない原因として次の事が考えられた。
(1)ゴールドイメージ炉から照射される赤外線のピーク波長(1.15μm)付近の光をOCCが透過する。
(2)ガラスインゴットの容積が大きいため、吸熱と放熱の平衡状態がガラスの溶融温度以下で生じる。
3、2の考察をもとに粉末状OCC0.5gへの照射と、OCC0.5gを挿入したジルコニア坩堝へ照射し間接的にOCCを加熱し融解する方法を行ない経時的変化を観察した。
照射開始20分を経過しても、発光や形態変化は現われなかった。
まとめ:赤外線透過性を持つOCC溶融に赤外線加熱炉を使用することは不適当であると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi