研究概要 |
本研究の目的は、頸・肩・背部の筋を主働筋とする頭部動作の調節特性を解析することである。 1.データの記録 表面筋電図は、頭部動作の主働筋の一つと考えられる胸鎖乳突筋上部、同筋下部、僧帽筋後頸部、同筋肩部、同筋背部と、頭部動作時の顎筋の活動様相を観察することを目的として、咬筋、側頭筋、顎二腹筋からそれぞれ両側性に導出する必要がある。これら筋電図の記録に必要な器具の一部である、磁気テープ(日本光電社製SONY SIT 80W)、記録紙(日本コダック株式会社製 リナグラフNF7300)を購入した。 2.頭部動作の調節特性の検索 負荷運動は、頭部の等尺性屈曲、後屈、側屈運動とする。等尺性運動のモニターを兼ねた筋力の測定は、ストレンゲージ法が最適と考えられる。筋力測定装置製作にとって必要な、ストレンゲージ(西村商会製 KFC-03-C1)、ストレンゲージ用コーティング剤(共和産業製 PROTECTIV CORTING FOR STRAIN GAGE C-5ブチルゴム系)、およびシールド線(日本光電社製 0.08KQV)をすでに購入してある。 3.データの解析 筋電図および筋力データの解析に必要な装置として、パーソナルコンピューター(アップル社製 POWER MACINTOSH 6100/60、AUDIOVISION 14 DISPLAY,APPLE KEYBOA-RD II)を購入済みである。 4.被験者 被験者は、長崎大学歯学部職員および学生の中から募り現在実験実施日の調整中である。
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