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超酸性水を用いた新しい歯科用消毒システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 06771856
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関昭和大学

研究代表者

塚崎 弘明  昭和大学, 歯学部, 助手 (30236848)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード超酸性水 / 電気分解 / 消毒薬 / 表面粗さ / エアータービンハンドピ-ス / 腐食
研究概要

日常の歯科診療において,患者からの感染事故を防止することは重要な課題である.感染事故は患者の血液や唾液からの直接感染のみならず,これらの付着した歯科用器具や,患者の口腔内より採得した印象材を介した間接的な感染も頻発している.しかし,このような間接的な感染を防止するための従来の消毒法は,その煩雑さやコスト面などの問題からあまり広く普及していないのが現状である.そこで我々は,超酸性水をこれらの消毒に応用することを目的として実験を進めている.超酸性水は特殊な装置で水を電気分解することにより得られ,強力な殺菌力を持ち,生体親和性が高く,コストも安いとゆう数々のメリットを持っている.
今回,歯科用アルジネート印象材の消毒に超酸性水を利用することを目的として実験を行い,印象材の練和用液として超酸性水と蒸留水を使用し,印象採得後の消毒効果を検討したところ殺菌効果は消失していたが,石膏模型表面が滑沢になっている点に注目し,表面粗さを計測した.その結果,超酸性水を用いて練和したものの方が表面粗さが減少していた.また,超酸性水を用いることにより印象材の弾性歪みも減少するという報告もありアルジネート印象材の練和用液としての超酸性水の応用の可能性が示唆された.
また,この他の金属製の歯科用器具,特にエアータービンハンドピ-スに与える影響に関しても現在検討を進めているが,ベアリング部などの一部金属部分に若干の腐食が認められた.そのため,現在はより効果的な消毒方法について検討中である.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 芝 あき彦: "強電解水の歯科領域への応用" 歯界展望. 84-4. 931-941 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 酒井 敏博: "OXILYZERによる電解水の歯科領域への応用" 日本補綴歯科学会雑誌. 39-1. 41-46 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 芝 あき彦: "種々の強電解水生成装置の特徴と強酸性電解水の性状について" ザ・クインテッセンス. 14-1. 223-234 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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