• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

関節鏡を用いる顎関節内障の診断と外科的治療に関する臨床的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06771949
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

木住野 義信  東京歯科大学, 口腔外科学第二講座, 助手 (50256301)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード顎関節内障 / 関節鏡視下手術 / 6自由度顎運動システム
研究概要

近年,顎関節鏡視下剥離受動術の治療効果判定基準確立のため,本手術前後の下顎運動に関する報告がなされるようになった。しかし、それらは何れも切歯点および切歯点前方部における二次元的解析を行うにとどまり、本手術症例の切歯点のみならず、下顎頭(顆頭点)をも含めた三次元的動態を詳細に検索したものは極めて少ない。そこで新潟大学歯学部歯科補綴学第一講座と工学部情報工学科情報講座とが協同開発した,リニアCCDカメラを用いた6自由度顎運動システム(東京歯材社製-トライメット)を用いて,関節鏡視下剥離授動術施行患者の手術前後における下顎運動を測定した。本装置は上下顎にそれぞれ4個づつの発光ダイオード(LED)を固定し,これをface bowで連結し,歯列の唇顎側面に接着したクラッチに固定する。ついで全てのLEDの三次元座標を同時想定することにより,上下顎間の相対位置を推定する。さらに,それらを連続測定することにより上顎と下顎の間の三次元相対運動を測定する。
結果として,関節鏡視下剥離受動術施行患者は術前に比して術後には有意に開口距離が増加していた。下顎頭(顆頭点)は術前に比して術後に運動量が増加していたが,それは滑走運動よりも回転運動が主であった。その理由として,関節鏡手術後の開口訓練が,開口訓練器を用いる単純開口運動のみを施行したためと考えられた。
今後,症例数を増すとともに左右側方運動を訓練に加えた例の顎運動を測定し,,本手術の術後療法を確立する。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi