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口腔癌におけるhst-1,int-2遺伝子の増幅とリンパ節転移との関係について

研究課題

研究課題/領域番号 06771966
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

土肥 雅彦  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (20257306)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード口腔扁平上皮癌 / hst-1 / int-2 / 遺伝子増幅 / Ag-NORs / リンパ節転移
研究概要

口腔扁平上皮癌12例について検索をおこなった。全12例中2例に組織学的に頸部リンパ節転移を認めた。また,対照として口腔領域良性腫瘍8例についても同様の検索を施した。
1.Ag-NORs数の検索
Howell & Blackのone step法をを若干改良した方法にてAg-NORs染色を施し,1000倍光顕下にて核内平均Ag-NORs数を検索した。その結果,口腔扁平上皮癌原発巣における核内平均Ag-NORs数は9.86であった。また,口腔領域良性腫瘍の核内平均Ag-NORs数は4.74であった。
2.hst-1,int-2の検索
hst-1,int-2遺伝子の増幅は,サザンブロット法にて検索した。hst-1プローブとしてpORF1をint-2プローブとしてint-2 SS6のインサートを使用し,ハイブリダイゼーションをおこなった。電気泳動はトランスファーと循環恒温装置にパワーサプライを接続しアガロースゲルにておこなった。その結果,原発巣においては12例中1例においてhst-1,int-2遺伝子の同時増幅がみられた。同症例はさらに頸部リンパ節転移巣においても同時増幅がみられた。他の1例の頸部リンパ節についてはhst-1,int-2遺伝子の増幅はみられなかった。また,良性腫瘍についてはいずれの遺伝子も増幅が認められなかった。
hst-1,int-2遺伝子の同時増幅がみられた1例は,核内平均Ag-NORs数も12.18と多く増殖活性の高い腫瘍であった。hst-1,int-2遺伝子の増幅は細胞増殖活性,頸部リンパ節転移と関係している可能性もあり,現在も症例を増やし詳細に検討をおこなっている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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