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学校歯科健康診査における顎関節症状検診法の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06771980
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関北海道大学

研究代表者

竹原 順次  北海道大学, 歯学部, 助手 (60216934)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード学校歯科健診 / 顎関節症状検診
研究概要

近年、青少年の顎関節症患者が増加していることに注目し、青少年の健康診査として重要な位置を占める学校歯科健診で顎関節症状検診を行い、本疾患の公衆予防的取り組みの必要性があると考えた。そのためには学校歯科健診時における妥当な顎関節症状検診法の確立が必要と考え本研究を行った。
診査者間並びに診査者内変動……本学学生(61名)歯学部附属病院来院患者(31名)を対象として、最大開口度、開閉口時における顎運動平滑性の欠如、顎偏位、クリック、顎関節部の圧痛、咀嚼筋部の圧痛、顎運動時の疼痛、開口制限の測定を行った。設定した顎関節症状の検診法は開閉口時における顎運動平滑性の欠如を除き、再現性の面から有用なものと考えられた。ただし、キャリブレーショントレーニング等による診査者間並びに診査者内変動を小さくする努力が必要である。
学校歯科健診時の顎関節症状検診……学校歯科健診時に学校と打ち合わせを十分することが大切である。そのほかに検診の簡便性(歯科医への受け入れられやすさ)や時間が問題になってくる。今回の検診ではこれらのことを考慮し診査者間並びに診査者内変動の結果を基に平滑性の欠如を除く7項目で明確な基準を設け診査した。また、同時に質問紙によるアンケート調査も実施、これを基礎としてなるべく時間を短縮することを考慮した。今回の調査は高校で実施したが全体で約7%が診査項目で何らかの症状を有した。アンケート調査の結果とアンケート調査の結果に診査での結果を加味した人の比較では若干後者の方が多い程度であった。このことからアンケート調査が有用と考えられた。今後、顎関節症状の検出でできる限り全員に触診しなくて済むような簡便な方法を研究調査していきたいと考えている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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