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ポルフィロモナス ジンジバリスのトランスフェリン結合性蛋白の精製とその性質

研究課題

研究課題/領域番号 06771994
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関大阪大学

研究代表者

田崎 功子 (岩倉 功子)  大阪大学, 歯学部, 助手 (60168549)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードポルフィロモナス ジンジバリス / トランスフェリン / 結合 / 鉄 / 増殖
研究概要

我々は、以前、Porphyromonas gingivalisが歯肉溝浸出液中に認められる濃度のトランスフェリンをその鉄源として利用し、増殖できることを見い出し、さらに、P.gingivalisにはトランスフェリンと結合する受容体が菌体表面に存在する可能性を示した。本研究では、P.gingivalis菌体表面に存在しているトランスフェリンの受容体を同定し、その諸性質を調べることによりP.gingivalisのもつトランスフェリン結合性タンパク質の本態を解明することを目的とした。P.gingivalis381とトランスフェリンとの結合性を放射能ラベルしたトランスフェリンを用いて調べると同時に、結合性の定量法を確立した。そして、その結合をScatchard解析したところ、P.gingivalis381のトランスフェリンに対するKd値は1.37μMであり、細胞当りの結合部位数は1.13×10^5であった。また、鉄制限培地に連続的に接種し培養したところ、P.gingivalis381のトランスフェリンに対する結合能は上昇し、鉄添加培地のP.gingivalis381と比較して、鉄制限培地に5回接種した株は約4倍結合能が増加していた。この培養条件下でのP.gingivalisから外膜標品を調節し、SDS-PAGEとウェスタンブロットを行い分析したところ、約20Kdのところにトランスフェリンと結合するバンドが認められた。以上の結果から、P.gingivalisのトランスフェリン結合性蛋白は、鉄制限下での培養により発現し、分子量は約20Kdの外膜蛋白であることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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