• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

口腔内連鎖球菌の早期定着がミュータンスレンサ球菌の定着に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 06771996
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関大阪大学

研究代表者

武井 勉  大阪大学, 歯学部・附属病院, 助手 (70236412)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードミュータンスレンサ球菌 / ラット / う蝕 / S.oralis / S.sanguis / S.gordonii / S.mutans
研究概要

生後15日齢のSPEのSD系ラット(雄,各12匹)にエリスロマイシン耐性にしたS.oralis SN1405ER株,S.sanguis SN305ER株あるいはS.gordonii SN403ER株を2日間播種し,感染させた.その翌日から5日間,ストレプトマイシン耐性S.mutans MT8148SR株を播種するとともに,スクロースを56%含む齲蝕誘発性飼料2000を与え,ラットに齲蝕を誘発させた.供試菌株の定着状態は1週間毎に綿棒で歯面をぬぐうことによりプラークを採取して調べた.72日齢でラットを屠殺し,供試菌株の定着状態,プラークスコアおよび齲蝕スコアを求めた.
結果と考察:(1)供試菌株の定着:S.oralis SN1405ER株は感染直後から定着が確認された.一方,S.sanguis SN305ER株は,感染1週間後から回収されるようになったが,S.gordonii SN403ER株は,回収されなかった.S.mutans MT8148SR株はいずれの群でも回収され,その回収菌数はS.oralis感染群で最も高かった.当初は優勢であったS.oralisやS.sanguisの回収菌数も,S.mutansの菌数が増加するとともに減少した.(2)齲蝕スコアおよびプラークスコア:S.oralis感染群およびS.sanguis感染群は,コントロール群より有意に高い齲蝕スコアとプラークスコアが示された.
以上の結果は,S.oralisやS.sanguisの存在がS.mutansの定着を促進し,同菌の齲蝕誘発能を助長することを示唆している.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi