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歯根膜細胞より遊離される物質の破骨細胞への影響

研究課題

研究課題/領域番号 06772010
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

石川 啓詞  徳島大学, 歯学部, 助手 (70253218)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード伸展に富んだ培養皿 / 機械的圧刺激 / 培養液
研究概要

目的)矯正学的歯牙移動に伴う歯周組織の改造は歯根膜の圧迫伸展および歯槽骨の添加吸収により行われている。よって、歯根膜、歯槽骨を細胞レベルで検討する事は、矯正力の作用機序を解明する上で有用である。
材料および方法)細胞は矯正治療の為に抜歯を行った歯牙の歯根膜より、アウトグロースしたヒト歯根膜由来線維芽細胞を数回(4〜8回)継代培養し、細胞の性質が安定したこの時期に、底面が伸張に富んだ培養皿にて培養を開始する。線維芽細胞が密になった状態で底面を変形させ伸展力に加え、一定時間の後の培養液を回収する。この機械的圧刺激により培養液中に産生される生理活性物質の破骨細胞形成、骨吸収活性への影響を検討する。
結果)回収した培養液は、破骨細胞様多核細胞の形成を促進し骨吸収活性も促進した。また、この培養液中には、プロスタグランジンおよびインターロイキン-1の存在が確認された。今後の課題としては、これら2つの因子以外の解明さらに伸展力の強弱による骨吸収活性の変化について検討していく。
まとめ)歯根膜細胞に伸展力を与える事により、骨吸収促進因子であるプロスタグランジンおよびインターロイキン-1が産生され、破骨細胞の形成および骨吸収活性を促進した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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