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パルスフィールド電気泳動法を用いた歯周疾患、関連細菌の家族内伝播の検索

研究課題

研究課題/領域番号 06772022
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関北海道医療大学

研究代表者

広瀬 公治  北海道医療大学, 歯学部・口腔衛生学講座, 講師 (10218836)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード成人性菌周疾患 / Porphyromonas gingivalis / DNA / 家族内伝播
研究概要

成人性菌周疾患関連細菌として注目されているPorphyromonas gingivalis(以下Pg)の家族内伝播を調べる一助として4組の夫婦間から分離されたPgのDNAの電気泳動パターンを、巨大DNAを画分処理することのできるパルスフィールド電気泳動法により検索したところ以下のような結果を得た。
1)制限酵素未処理DNA泳動パターン:DNA抽出法の検定およびNativeなDNAの状況を調べるために制限酵素未処理のDNA泳動パターンについてまず検索を行なった。その結果、調べた8菌株間に特異な差を認めることはできなかった。
2)8塩基認識制限酵素切断DNA泳動パターン:8塩基認識制限酵素として知られるNotIおよびSfiIによりPgDNAを切断し、パルスフィールド電気泳動によりそのパターンを検索した。その結果、NotI処理を行なったものにおいて2組の夫婦の泳動パターンがほぼ同一であったが、その他2組の夫婦間においては必ずしも同一ではなかった。またSfiI処理群においては明瞭なバンドが認められなかった。またよく用いられる基準株であるPg381株との比較したところ各夫婦から分離されたPgのDNA泳動パターンは異なっていた。以上の結果より、本パルスフィールド電気泳動法を用いた検索において夫婦間でのPgの伝播が示唆された。よって各分離菌株に特異的なDNA断片を調製し、各々のDNAとサザンハイブリダイゼーションを行ない、より特異性の高い検索法を構築する必要がある。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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