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レオロジーによる歯根膜コラーゲン線維の物性評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06772029
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関昭和大学

研究代表者

篠原 親  昭和大学, 歯学部, 助手 (00235558)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードレオロジー / 歯根膜 / コラーゲン線維
研究概要

歯根膜の働きを理解するために、組織と物理的特性の関係を明らかにすることは重要である。支持組織としての歯根膜を構成するコラーゲン線維は、細胞生物学、分子生物学的に少しずつ解明され始めているが、物理的特性似ついては、まだ、解明されていない。そこで、歯根膜のコラーゲン線維について、レオロジー的な物性評価を行ないその特性について解明し、歯根膜におけるコラーゲン線維の役割を考察した。
【研究方法】
実験動物は、雄成犬(体重10Kg前後)を用いた。測定は、非接触型微小変位計を上顎第三切歯唇側面に接着したターゲットに対して垂直に固定し、ロードセルにて歯の長軸方向に荷重を加えた。センサーにて得られた情報は専用アンプにて増幅し、レコーダーにて記録した。
組織学的観察は、左右の総頸動脈から1%グルタールアルデヒド・1%パラホルムアルデヒド(0.1Mカコジル酸ナトリウム緩衝液、pH7.3)にて灌流固定後、速やかに上顎骨を摘出し、さらにこれを同固定液に4℃で3時間浸漬した試料を用いた。光学顕微鏡による観察は、試料をEDTA2NA(pH7.3)で脱灰したのち、通法に従い薄切し、ワンギ-ソン染色を施し、オリンパスBH-2光学顕微鏡でコラーゲン線維を観察した。走査電子顕微鏡による観察は、Segawaらの処理法に従って試料を作製し、1%四酸化オスミウム溶液(4℃、3時間)と2%タンニン酸溶液(4℃、4時間)による導電染色、上昇アルコール系列による脱水、臨界点乾燥を順次行った。試料の観察面には、白金パラジウムによる膜厚3〜5nmのイオンコーティングを施し、日立S-700 電界放射型走査電子顕微鏡で観察した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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