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舌運動評価に関する超音波断層装置の応用についての基礎的研究(前歯部及び大臼歯部における断層部の再現性について)

研究課題

研究課題/領域番号 06772039
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

川島 成人  日本大学, 歯学部, 助手 (50256880)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード超音波 / X線 / 圧力 / 画像 / 前歯 / 小臼歯 / 大臼歯 / 舌
研究概要

超音波断層装置を舌運動観測に応用するための基礎的研究として、同装置とX線テレビ装置および圧力センサーによる同時観測システムをまた、規格撮影のための頭部固定装置を用いて同一個人による上顎左右犬歯部間の断層域(以下、前歯部とする)、左右上顎第二小臼歯部間の断層域(以下、小臼歯部とする)および左右上顎第二大臼歯部間の断層域(以下、大臼歯部とする)にそれぞれの断層域を設定し定性的な超音波断層画像の抽出の再現性および定量的に舌運動時間の再現性を検討した。
その結果、以下の結論を得た。
1)超音波断層による画像抽出は、小臼歯部および大臼歯部ではすべての規定動作において舌運動観測が可能であった。よって画像抽出の再現性は認められた。しかしながら、前歯部では再現性は認められなかった。
2)前歯部における超音波断層画像の抽出が不可能であった場合、X線テレビ画像では、前歯部の超音波断層域上に舌運動は認められずまた圧力センサーでは通常の圧力波形が認められなかった。前歯部における超音波断層画像の抽出が可能であった場合、X線テレビ画像では、前歯部の超音波断層域上に舌運動は認められまた圧力センサーでは通常の圧力波形が認められた。上述の結果は、舌運動の特徴であり超音波断層方法の原因ではないものと考えられた。
3)超音波断層装置の舌運動時間における再現性は、X線テレビ装置と圧力センサーとは大臼歯部における口蓋接触時に異なっているものの、小臼歯部および大臼歯部のその他の観測項目においては同様であった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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