• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ディボンディング後の残留レジンに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06772055
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関福岡歯科大学

研究代表者

河合 悟  福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (70214583)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードダイレクトボンディング / 残留レジン / ディボンディング
研究概要

ダイレクトボンディング材は、他の歯科領域の接着材料と異なり矯正治療終了時にはディボンディングを行いダイレクトボンディング材を歯質から取り除く必要がある。エナメル質中に残留したレジンタグについては、耐齲蝕性の向上に対して有効とした報告も認められるが、着色や変色等を含めた影響について詳細に検討した報告は認められない。そこで本研究では、残留レジンタグの消長およびその影響について検討した。
MMA-PMMA系ダイレクトボンディング材、Bia-GMA系無機質フィラー配合ダイレクトボンディング材およびBis-GMA系有機質フィラー配合ダイレクトボンディング材の3種の光重合型ダイレクトボンディング材を試作した。この3種の試作ダイレクトボンディング材にハロゲン化メタクリレートモノマーを合成し、添加して、EPMA分析用ダイレクトボンディング材を試作した。
試作ダイレクトボンディング材を用いて牛歯エナメル質に接着を行い、その後通法によりディボンディングを行い、次にこの歯面を食用色素溶液中に保存し、歯面の着色試験を行った結果、いずれのダイレクトボンディング材においても接着面に着色が認められた。
着色試験と同様にディボンディングを行った後歯面に紫外線照射を行い、その変色状態について検討した結果、いずれのダイレクトボンディング材においても変色は認められなかった。
残留レジンの経時的変化としてEPMA分析用ダイレクトボンディング材を用いて、ディボンディング後に歯ブラシ式磨耗試験機を用いて磨耗試験を行いその歯面のEPMA分析を行った。その結果、Bia-GMA系無機質フィラー配合ダイレクトボンディング材が最も長く残留する事が確認された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi