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オピオイドレセプターの細胞内情報伝達系に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06772130
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関京都大学

研究代表者

金子 周司  京都大学, 薬学部, 助教授 (60177516)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードオピオイドレセプター / シグナルトランスダクション / cyclic AMP / CFTR / イノシトールリン脂質 / GTP結合タンパク質 / アフリカツメガエル / 卵母細胞
研究概要

オピオイドレセプターの細胞内情報伝達機構について,アフリカツメガエル卵母細胞翻訳系を用いて調べた。ラット脳poly(A)+RNAを注入した卵母細胞において,μ,δ,κの各オピオイドレセプターサブタイプに特異的なアゴニストは,いずれも細胞内Ca2+振動の活性化に基づくCl^-電流応答を惹起した。分子クローニングされたラットκオピオイドレセプターのみを発現させた場合も同様なCl^-電流応答が見出され,百日咳毒素感受性GTP結合タンパク質(G蛋白)がその応答に介在していることが明らかになった。次に,κオピオイドレセプターと細胞内cAMP系および電位依存性Ca^<2+>チャネルとの共役について,それぞれ嚢胞性線維症膜コンダクタンス制御タンパク質(CFTR)およびBIタイプCa^<2+>チャネルとの同時発現を試みた。κアゴニストはCFTR応答を増強,すなわち細胞内cAMP量を増大させ,またCa^<2+>チャネル応答を抑制した。これらの細胞応答にはいずれも百日咳毒素感受性G蛋白が介在しており,κオピオイドレセプターが細胞に発現している分子によって多彩な情報伝達様式をとる可能性を示唆している。μおよびδオピオイドレセプターの細胞内情報伝達様式についても現在さらに解析を進めているが,共役に類似性はあるが,脱感作様式などに差異が認められた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kaneko S,et al.: "Mobilization of intracellular Ca^<2+> and stimulation of cyclic AMP production by κ opioid receptors expressed in Xenopus oocytes" Molecular Brain Research. 27. 258-264 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Kaneko S,et al.: "Ca^<2+> channel inhibition by κ opioid receptors expressed in Xenopus oocytes" Neuro Report. 5. 2506-2508 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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