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卵巣アルドース還元酵素のホルモンによる発現調節機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06772152
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関東京医科大学

研究代表者

岩田 修永  東京医科大学, 医学部, 助手 (70246213)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードアルドース還元酵素 / 卵巣 / 黄体形成ホルモン / プロラクチン
研究概要

平成6年度科学研究費申請書に基づき、種々のホルモンおよび薬物投与後のラット卵巣アルドース還元酵素の変動を、酵素活性および酵素含量の両者から検討した結果、以下の知見を得た。
1.発情間期第1日目のエストラジオールベンゾエ-トまたはテストステロンプロピオネートの単回投与は、アルドース還元酵素の発現レベルには大きな影響を与えなかった。
2.発情前期にクロルプロマジンを投与し、黄体形成ホルモンの分泌を阻害を起こすとアルドース還元酵素の発現レベルは対照群に比較して著しく増加し、hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)を併用投与することによって、対照群のレベルに回復した。
3.発情前期でのクロルプロマジン投与は、黄体形成ホルモンの分泌を阻害するとともに、プロラクチンの分泌を亢進することから、クロルプロマジンとドパミンD2アゴニストであるブロモクリプチンの併用投与を行ったところ、対照群およびクロルプロマジン投与群以上にアルドース還元酵素の発現を増加させることがわかった。
以上まとめると、卵巣アルドース還元酵素の発現レベルは、黄体形成ホルモンおよびプロラクチンによって抑制的に調節されていることが明確になった。これらの知見より、卵巣におけるアルドース還元酵素が何らかの生理的役割を有すること、さらに視床下部-下垂体-卵巣系のホルモン異常によって、卵巣内のアルドース還元酵素の発現に異常を来たし、その結果ソルビトールが蓄積することによって卵巣機能障害が起こりうる可能性が示唆される。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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