• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

中枢神経系におけるシグマ受容体とNMDA受容体の相互作用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06772194
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医薬分子機能学
研究機関国立精神・神経センター

研究代表者

橋本 謙二  国立精神・神経センター, 精神保健研究所・薬物依存研究部, 研究員 (10189483)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードNMDA受容体 / シグマ受容体 / 神経毒性 / 熱ストレス蛋白質 / 脳
研究概要

興奮性アミノ酸であるグルタミン酸受容体のサブタイプであるNMDA受容体が、記憶・学習の基礎と考えられている神経可塑性やけいれん、神経細胞死、変性など多岐にわたり、しかも生体内で非常に重要な役割を果たしていることが知られている。代表的なNMDA受容体の拮抗薬であるCH-MK-801を動物に投与すると、脳のある部位(posterior cingulate cortexおよびretrosplenial cortex)に神経毒性を引き起こすことが報告されている。又、抗精神薬薬であるハロペリドールの前投与がMK-801の神経毒性を抑制する事より、シグマ受容体の関与が指摘されている。そこで、選択的なシグマ受容体に結合する薬物(NE-100および4-PPBP)を用いてMK-801の神経毒性のメカニズムについて調べた。神経毒性の指標として熱ストレス蛋白質の発現を免疫組織化学的手法を用いて研究を行なった。選択的なシグマリガンドの前投与によってMK-801によって発現される熱ストレス蛋白質(HSP-70)が変化しなかった。これらの結果より、NMDA受容体の拮抗薬であるMK-801によって引き起こされる神経毒性にシグマ受容体が関与していない事が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi