研究課題/領域番号 |
06772197
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
今中 雄一 日本医科大学, 医学部, 講師 (10256919)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 臨床能力(chnical comperence) / 医学教育 / 臨床教育 / 患者 / 患者満足度 / 質問票調査 / 面接調査 / 医療の質 |
研究概要 |
(1)医学・医療の臨床能力・技能に関する要素を列挙・整理した。次に各々の要素に対する教育方法(クラークシップ、病棟回診、問題立脚型自己学習方式、マイクロ・ティーチング、ロールプレイ、ビデオ研修、模擬患者、動物をなど)を整理した。日本医学教育学会教育技法委員会編の臨床教育マニュアルおよび米国のTask Force for the Future Internist等を基礎として、さらに臨床教育者や医学生へのインタビューを重ね、教育技法・臨床技能の要素を網羅した。 (2)医学生の参加により、患者体験の項目・要素を列挙・整理して調査表を作成し、学生自らによる患者に面接および調査表調査を行なった。約500人の外来患者から回答が得られ、それらをもとに、医療者に求められる技能を考察した。また患者特性については、高齢ほど医療の評価が高い傾向がみられた。 (3)入院医療に対する患者の評価を、7病院約二千人に行なった調査の自由記載蘭のコメントを収集・整理し、患者の体験に基づいての、臨床教育のポイントを(特にコミュニケーションや対応を中心に)考察した。医師の対応については、説明のわかりやすさ、質問しやすさ・話しかけやすさ、マナー(礼儀・態度・言葉遣い等)、医師の技術への信頼、よく(頻繁に、注意深く)診察してくれるか、必要時にすぐ対応してくれるか、診療の継続性、といった要素が上げられた、医師の臨床能力については、何ができるかといった可能性としての能力の軸に加えて、何をあるいはどこまでしているかといった実践力・行動力(commitment)の軸を明示していくことの重要性が考えられた。今後、以上を礎に、BSLなど臨床教育を、患者、学生、教育者の各々の立場から評価でき、三者にとってよりよいシステムが構築できる方向で研究をすすめていく予定である。
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