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CD36分子の分子生物学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 06772199
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 人類遺伝学
研究機関旭川医科大学

研究代表者

河端 薫雄  旭川医科大学, 医学部, 助手 (50195129)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード分子生物学 / 血小板 / 転写制御 / 点突然変異
研究概要

1.CD36分子を欠損している血小板のmRNA、DNAにおける変異を検索した。
TypeI欠損の血小板、単球は正常と同程度のCD36mRNAの発現を認めたが、コドン90はRNAでSer,ゲノムDNAではPro/Serであった。TypeII欠損において血小板、単球のCD36mRNAが正常と同程度の発現量を示す例(TypeIIA)と血小板RNA発現低下を示す例(TypeIIB)を確認した。TypeIIAのコドン90は血小板RNAでSer、単球RNAとgenomeDNAでPro/SerであったがTypeIIBでは、血小板、単球RNA、DNAとも正常と同じProであった.DNAレベルでSer/Serの例はまだみられていない。
2.CD36抗原分子のゲノム遺伝子クローンニングを行い、遺伝子の転写制御領域、転写開始領域の解析から血小板におけるCD36抗原分子の発現欠損を分子生物学的に明らかにするとともに、巨核球と単球におけるCD36遺伝子の転写調節機構の差を解析した。CD36遺伝子は全長約40kbに及び14個のExonから構成されていた。このうち5′領域にはsplicing variantが存在し、巨核球系細胞、単球系細胞の両者において発現が認められるExon 1aと、巨核球系細胞においてのみ発現が認められるExon 1bを確認した。
以上の結果から血小板におけるCD36分子欠損の機構には、少なくともコドン90におけるpoint mutationと血小板(巨核球系細胞)特異的な転写制御の2つの機構が存在することが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 河端,薫雄: "臨床病理の分野における遺伝子技術の応用" 臨床病理. 42. 218-222 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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