研究課題/領域番号 |
06772201
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
人類遺伝学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
柳 久子 筑波大学, 社会医学系, 講師 (10241811)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 家族性複合型高脂血症 / VLDLレセプター遺伝子 |
研究概要 |
家族性複合型高脂血症(FCHL)は、家族性高コレステロール血症(FH)より頻度の高い、代表的な遺伝性高脂血症のひとつである。FHはLDLレセプター遺伝子の異常により発症することがすでに知られているが、FCLHの原因遺伝子は未知である。本研究は、最近発見されたVLDLレセプター遺伝子が、FCHLの原因遺伝子であるかどうかを検討するためにおこなった。 FCHL患者よりDNAを抽出し、VLDLレセプター遺伝子に欠失や挿入のような大きな異常が認められるかどうか、サザン法により検討した。20家系の典型的なFCHL患者を調べたが、サザンレベルで検出できるような欠失や挿入は認められなかった。したがって、本研究では、VLDLレセプター遺伝子の異常によりFCHLが発症していることを示唆するような結果は得られなかった。 VLDLレセプター遺伝子の5'コントロール領域には、3塩基の繰り返しによる多型があることが報告されている。今後はこの多型と高脂血症との関連について、集団レベル、家系レベルで検討する予定である。
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