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甲状腺特異的転写因子とヒト甲状腺の発生異常

研究課題

研究課題/領域番号 06772202
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 人類遺伝学
研究機関大阪大学

研究代表者

巽 圭太  大阪大学, 医学部, 助手 (00222109)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードTTF1 / TTF-1 / 甲状腺 / 転写因子 / 甲状腺低形成
研究概要

今年度は、マウス、ヒトの甲状線特異的転写因子TTF1 cDNAのクローニングを行っている。
マウスの肺よりRNAを抽出し、RT-PCR法でTTF1 cDNAのクローニングを行っている。具体的には、TTF1遺伝子は甲状腺と肺に特異的に発現しているので、肺よりAGPC法でtotal RNAを抽出し逆転写酵素を用いてcDNAプールを合成した。これまで報告されていたラットのTTF1 cDNAより作成した蛋白コード領域の5'端と3'端に位置する一組のプライマーを用いてこのcDNAプールよりTTF1 cDNAをPCR法で増幅し、プラスミドベクターにクローニングし、塩基配列を決定し、TTF-1蛋白の5'端と3'端の各11と10アミノ酸を除く部分のcDNAの中間領域の塩基配列を同定した。この中間領域のアミノ酸配列ははラットと約99%一致していた。残る5'端と3'端の塩基配列については現在、RACE5'とRACE3'を用いてクローニング中である。甲状腺が低形成のマウスモデルであるhytマウスのcDNAも同様にRT-PCR法を利用して構造解析中である。
ヒトのTTF1 cDNAは、ヒト甲状腺のファージcDNAライブラリーよりマウスTTF1 cDNAをプローブとしてクローニング中で、現在、ファージクローンが得られ、プラスミドベクターにサブクローニングし、構造解析中である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Okamoto,N: "Monoallelic expression of normal mRNA in the PIT1 mutation heterozygotes with normal phenotype and biallelic expression in the abnormal phenotype." Hum.Mol.Genet.3. 1565-1568 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Irie,Y: "A novel E250X mutation of the PIT1 gene in a patient with combined pituitary hormone deficiency." Endocrine J.42(印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 巽 圭太: "転写因子疾患" Molecular Medicine. 31. 575-577 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 巽 圭太: "下垂体ホルモン複合欠損症とPIT1遺伝子" Medicina. 31. 239-241 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 巽 圭太: "下垂体特異的転写因子Pit-1/GHF-1と先天性TSH・GH・PRL複合欠損症" 日本臨床. 52. 957-961 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 巽 圭太: "PIT1異常症-先天性下垂体ホルモン複合欠損症の新しい疾患単位" 医学のあゆみ. 171. 258-259 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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