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ヒトO^6-メチルグアニン-DNAメチルトランスフェラーゼ多型に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06772203
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 人類遺伝学
研究機関九州大学

研究代表者

安部 眞佐子  九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (30222665)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードO^6-メチルグアニン-DNAメチルトランスフェラーゼ / 多型 / O^6-メチルグアニン / 大腸癌
研究概要

O^6-メチルグアニン-DNAメチルトランスフェラーゼ(MGMT)はアルキル化により誘導される塩基置換を修復する酵素であり、腫瘍の発生並びに、アルキル化剤による科学療法に影響を及ぼすと予測される。DNAがアルキル化剤に曝されるとO^6メチルグアニンが生成し、DNA複製の際にグアニン-シトシン対からアデニン-チミン対への変異が起きるが、MGMTが作用すると、グアニンに結合したメチル基がとれ、正常な塩基対が保たれる。
この酵素活性は全身に発現しているが、培養皮膚線維芽細胞では、著明の個体差のあることが報告されている。このような表現型の分布が、遺伝子の変異、特に、コーディング領域における多型によるものである可能性について検討し、遺伝的多型性と疾患感受性の関連性を生態遺伝学的に検討した。
(結果)
1.ヒトO6メチルグアニンDNAメチルトランスフェラーゼのコーディング領域での多型について、正常対照者群と大腸癌患者群の白血球から抽出したdnaを用いてPCR-SSCP法で検討した。
2.EXON3の領域に多型が見られ、V1にはN末端から84番目のアミノ酸がLeuからPheに、また、V2には65番目のTrpがCysに変わるミスセンス変異があった。また、V1には他のアミノ酸変異を起こさない塩基置換があった。
3.V1のallele頻度は正常対照者群で0.156、大腸癌患者群で0.182、また、V2のallele頻度は正常対照者群で0.002,大腸癌患者群で0.003であり、群間での分布に大きな違いはみられなかった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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