• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

十字花科植物の総グルコシノレート含有量とミロシナーゼ活性

研究課題

研究課題/領域番号 06780038
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関山陽学園短期大学

研究代表者

産本 敦子  山陽学園短期大学, 生活学科生活学専攻, 講師 (80235481)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード十字花科植物 / グルコシノレート / ミロシナーゼ
研究概要

辛味を基質グルコシノレートと酵素ミロシナーゼの観点から検討することを考え、酵素法による総グルコシノレートの定量を行うとともに、内在するミロシナーゼ活性を測定し、グルコシノレートとの関連について調べた。また、HPLCによりグルコシノレートの組成分析を行い、以下の結果を得た。
1.酵素法により、市販野菜の総グルコシノレート含有量を測定した結果、貝割大根、クレソンでその含有量が高く、キャベツ、大根、ブロッコリーが中程度の含有量であり、白菜、ラディッシュにはごくわずかしか含まれていなかった。
2.貝割大根とクレソンはグルコシノレート含有量が同程度できわめて高い値を示したが、ミロシナーゼ活性が貝割大根が高い活性であるのに対し、クレソンはきわめて低値を示した。このことより、辛味の強さはグルコシノレート含有量とミロシナーゼ活性の両者により決定されるものと推察された。
3.だいこんの部位による辛味の違いを検討したところ、ミロシナーゼ活性は部位による違いはほとんどないが、グルコシノレートの蓄積が先端部にいくほど大きかった。このことより、大根の部位による辛さの違いは基質となるグルコシノレート含有量の違いによるものと推察された。
4.グルコシノレート溶出液をミロシナーゼ処理してHPLCに供し、ミロシナーゼ処理前のHPLCパターンと比較することにより、グルコシノレート組成を比較した。その結果、貝割大根と大根には同じ2成分が認められたが、Brassica属では、グルコシノレートの組成における類似性がないことが予想された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi