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ビタミンE摂取がトレーニング後の赤血球2,3-DPG動態に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 06780071
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

伊藤 宏  名古屋工業大学, 工学部, 講師 (10203168)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード赤血球 / 2,3-diphosphoglycerate
研究概要

運動による活性酸素の増大は、赤血球の破壊にも関与していると考えられ、実際に、赤血球の破壊が赤血球膜の脂質過酸化と高い相関があることが確かめられている。また、ビタミンEが運動による赤血球膜の脂質過酸化を抑制する可能性が考えられるが、ビタミンE摂取が運動による赤血球の破壊や新生に及ぼす影響については明らかにされていない。本研究は、数日間の激しい持久性トレーニングを実施し、ビタミンEの摂取が赤血球の破壊や新生に及ぼす影響を、赤血球年齢の指標となる赤血球2,3-diphosphoglycerate(2,3-DPG)動態から明らかにすることを目的とした。
被験者は、男子大学生長距離選手12名で、ランダムにビタミンE摂取群およびプラシーボ摂取群とし、激しいトレーニング期間前後の安静時に採血を行い、次のような結果を得た。1)赤血球数はプラシーボ群ではトレーニング前後で有意な差が認められなかったが、ビタミンE摂取群ではトレーニング後に増大した。また、トレーニング後にビタミンE摂取群がプラシーボ群に対して有意に(p<0.05)高かった。2)赤血球2,3-DPG濃度は、両群ともにトレーニング後に低下したが、両群間で有意な差は認められなかった。
これらの結果、ビタミンE摂取は激しい運動による赤血球の老化を完全には抑制できないが、破壊を軽減することが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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