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運動時の水分摂取が皮膚血流量の増加に及ぼす影響について

研究課題

研究課題/領域番号 06780093
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

河端 隆志  大阪市立大学, 保健体育科研究室, 講師 (90195131)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードdehydration / fluid replacement / skin blood flow / exercise
研究概要

今回の研究では、暑熱下運動時での水分摂取が、hyperthermiaおよび血液量を増加させるために起こるcardiovascular driftを如何に抑制するものかについて検討をすることを目的とした。皮膚血流量の示指として前腕血流量を、水分摂取を伴う運動時のhyperthermiaおよびcardiovasdcular driftの減衰が皮膚血流量の増加によるものなのかを決定するために測定した。8名の男子(年齢20±1yr,体重66.5±1.8kg,最大酸素摂取量3.75±0.34(SD)1/min)が高温室(32℃,RH 50%)で、2種類の実験条件について自転車漕ぎ運動を62-65%V02maxの運動強度で100min施行した。被験者はrandomlyに、1)運動時に水分摂取を行わない(NF;no fluid)、2)運動期間(100min)の発汗量80±0.2%に相当する量のスポーツ飲料水を摂取する(FR;fluid replacement solution)、2つの条件下で運動を行った。血液量の動態は、FRでは運動時に1840±106mlの水分摂取をし、運動開始後低下し、約10分後からは一定値(-4%)を維持しており、NFでの血液量の維持(-6%)より低い低下傾向を示した(p<0.05)。食道温は運動時に増加傾向はあるもNFがFRよりも80分目より有意に高値を示した(P<0.05)。また、前腕血流量は100分目に、FRがNFよりも約20%有意に高い値を示した(P<0.05)。このことから、運動時の水分摂取は、NFに比較して高い皮膚血流量の増加を引き起こす事により、100分間の運動時におこるhyperthermiaを抑制することが示唆できる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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