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持久的トレーニングが摂食後の血中消化ホルモン変動に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 06780114
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関和洋女子短期大学

研究代表者

湊 久美子  和洋女子短期大学, 共通教養, 助教授 (70211589)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードガストリン / セクレチン / 膵アミラーゼ / 膵リパーゼ / 持久的トレーニング / 食刺激
研究概要

Wistar系雄性ラットを用いて、食刺激後の血液中の消化ホルモン変動と膵組織中の消化酸素であるアミラーゼ,リパーゼの活性値変動との関連について,持久的トレーニングの有無で比較検討して以下の結果を得た.
1.体重,ヒラメ筋重量の食刺激前値は両群間に有意な差が認められ,持久的なトレーニング効果が得られていた.
2.血中グルコースは実験食投与60分後に最高値を示す血糖曲線が得られ,両群間に差は認められなかった.
3.血中インスリンはグルコース変動とほぼ同様の変動を示したが,コントロール群では,実験食投与90分後に最高値を示した.
4.血中ガストリンはコントロール群ではグルコースと同様の変化を示したが,トレーニング群ではコントロール群に比較して投与後の増加が小さかった.
5.血中セクレチンは両群とも投与後30分に最高値を示し,ガストリン同様トレーニング群ではコントロール群に比較して投与後の増加が小さかった.
6.膵アミラーゼ活性値は,コントロール群では食刺激後に一旦増加し,その後減少傾向を示して陰性相が出現し,90分後に最小値を示した後,投与前値に回復した.トレーニング群では刺激後の増加は認められず,60分後に最小値を示した後回復する変化であった.
7.膵リパーゼ活性値は,アミラーゼ活性値とほぼ同様の変動を示したが,コントロール群の最小値は刺激180分後で,トレーニング群のそれは60分後であった.
以上の結果から,持久的トレーニングによって食刺激に対して膵消化酵素活性値変動の早い応答が得られ,消化ホルモン変動幅が小さく,ホルモン刺激による消化器系臓器の感受性が増大している可能性が示唆された.従って,持久的トレーニングにより,消化機能は亢進するのではないかと考えられる.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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