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分散コンピュータシステムにおける最適な動的資源配分に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06780245
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関電気通信大学

研究代表者

張 勇兵  電気通信大学, 情報システム学研究科, 助手 (80242353)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード分散コンピュータシステム / ローカルエリアネットワーク / 性能評価 / シミュレーション / 動的な資源配分アルゴリズム / 応答時間
研究概要

本研究は,分散コンピュータシステムにおいて,システムの時間的変化に対応してシステムの計算資源の配分も変化する動的な資源配分アルゴリズムの開発と性能評価を行うことを目的とする.
1.分散コンピュータシステムのシミュレータを作成し,本研究で考案された資源配分のアルゴリズムのシミュレーションおよび性能評価に使用した.従来の資源配分アルゴリズムについては,多くの文献を詳細に検討し,その中から代表的なもの(Eager's Shortest Algorithm)を選び,本研究のアルゴリズムとの比較評価を行った.
2.本研究で考案された,定期的にシステムの負荷情報を収集する(周期的な)資源配分アルゴリズムと,必要に応じてシステムの負荷情報を収集する(非周期的な)資源配分アルゴリズムとの両方は,コンピュータ上での実行中の仕事数のみでなく,コンピュータ間のコンピューティングパワーの相違をも考慮に取り入れ,各コンピュータでの予想される応答時間(Virtual Delay)がバランスよくなるように,実現され,現実的なシステムに近い諸システムパラメータを用いて性能の検証,考察を行った.その結果,広範囲のシステムパラメータに対して,この二つのアルゴリズムは,互いに性能面における大きな差異は見られなかったが,従来のアルゴリズムに比べて,均一的なシステムにおいては,同程度の性能,更に非均一的なシステムにおいては,ずっと高い性能を持つことが示された.
現在は,これまでに得られた成果の上にさらに研究成果を積み重ねるべく進行中である.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Yongbing Zhang: "Adaptive bidding load balancing algorithms in heterogeneous distributed systems" MASCOTS'94,IEEE Computer Society Press. 250-254 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Yongbing Zhang: "A simulation study of dynamic load sharing in heterogeneous distributed systems" Int.Conf.New Directions in Simulation for Manufact.&Commun.229-234 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Yongbing Zhang: "A performance comparison of adaptive and static load balancing in heterogeneous distributed systems" 28th Annual Simulation Symposium,SCS. (to appear). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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