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分散画像処理環境VIOSにおける動的分散スケジューリングアルゴリズム

研究課題

研究課題/領域番号 06780251
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

松尾 啓志  名古屋工業大学, 工学部, 講師 (00219396)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード分散処理 / 画像処理 / ネットワーク分散処理 / 負荷分散 / 分散スケジューリング
研究概要

本研究の目的はIPUを仮想計算機として実装することにより、画像処理に特化した分散スケジューリングアルゴリズムを開発することである。本研究により得られた成果は次の2つに分類される。
・1.IPUの仮想計算機化とその性能向上
本研究では従来OMからの命令に従って処理を実行するだけの機能しか有しなかったIPUを仮想計算機としてUNIX上に実装した。この仮想計算機はVPEから送られたFORTHによく似た構造を持つスタック型言語VPE-Pを実行する。このVPE-Pはインタプリタ形式のため、十分な処理速度を得ることができなかった。そこで送られて来た言語VPE-Pを中間言語にプリコンパイルすることにより、5倍程度の速度向上を達成した。
・2.学習によるプロセスの実行時間およびワークステーションの性能予測
画像処理やパターン認識処理は、画素ごと若くは、小領域ごとに同じ処理を行うなど、同種類の処理を数百から数千回繰り返し行うことが多い。そこで、同種類の処理を行う場合、入力パラメータの変化による実行時間の変化など、過去の実行履歴を用いることにより、次にスケジューリングを行う処理の実行時間の予測を行い、以後のスケジューリングの情報とするダイナミックスケジューリング方式を提案し、VIOS上に実装した。その結果、実行を依頼した処理に与える入力パラメータとその処理の演算時間に全く相関のない場合は、演算時間の予測にかかるコストが、予測による演算時間の短縮時間を上回ったが、比較的粒度の粗い処理に関しては、良好な結果を得た。
なおこれらの結果を発表するために、現在実験データの詳細な解析を行っている途中である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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