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多値FPGAの設計とその実現に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06780280
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関姫路工業大学

研究代表者

畑 豊  姫路工業大学, 工学部, 講師 (20218473)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード多値論理 / 論理設計 / FPGA / セルラ-アレイ / 最適解 / ニューラルネットワーク / 入力割当 / 論理式
研究概要

本研究の目的は多値FPGAの設計法を確立し,そのCADを作成することにある.これに関して次の研究を行った.
1)入力端に入力デコーダを挿入したデコーダーリテラル-AND-ORの回路を構成し,これが従来のリテラル-AND-ORの回路に比べてどの程度ハードウエアコストを約15%減らすことができることを明らかにした.これは,多値4段回路構成法に対応しており,これを解明することによってFPGA設計の基礎を与えることができた.
2)通常の多値論理式はリテラル-AND-ORタイプの論理回路によって構成される.ここでは,ORに代わって多値EXORを新しく定義し,そしてその簡単化CADを作成した.これによって従来の論理表現より,少ない積項数で様々な関数を表現できることを確かめた.これによって,多値関数をより少ないmemoryで表現することができた.
3)多値FPGAの実現回路の1つとして,簡単なSWITCH機能を持つセルをアレー上に実現した回路構造を提案し,これをMDD(Multiple-Valued Decision Diagram)を用いて設計する方法を確立した.これによって新しい多値FPGAの新しい回路構造を提案できた.さらに,この設計CADを作成し,様々な回路について計算機実験を行った結果,本方法の優位性を,多値PLAや他のセルラ-アレーと比較して明らかにできた.
4)ファジィ論理を実現するPLAを提案し,この設計手法を明かにした。これは,FPGA設計の前段階の研究であり,これによってまずPLA設計手法を明かにし,その後,ファジィFPGA設計の方法を確立する.
以上4つのテーマについて研究を行い,これによって今後注目される多値FPGA実現に大きく寄与することができた.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Yutaka Hata: "On Input Permutation Technique for Multiple-Valued Logic Synthesis" 1995 IEEE International Symposium on Multiple-Valued Logic,Proc.(1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Takahiro Hozumi: "Multiple-Valued Logic Design using Multiple-Valued EXOR." 1995 IEEE International Symposium on Multiple-Valued Logic,Proc.(1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Naotake Mamiura: "On Ternary Cellular Arrays Designed from Ternary Decision Diagrams" IEICE Trans.on Inf.& Syst.(1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Naotake Kamiura: "Design in Fault Isolating of Ternary Cellular Arrays using Ternary Decision Diagrams" IEEE Third Asian Test Symposium,Proc.201-206 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 穂積隆広: "多値EXORを用いた「多値論理設計」" 電子情報通信学会多値論理とその応用. 1-10 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 滝口孝司: "Fuzzy Decision DiagramによるファジィPLAの設計" 多値論理研究ノート. 17. 15-1-15-10 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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