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能動的認識アルゴリズムに基づく音源分離の研究

研究課題

研究課題/領域番号 06780300
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関電気通信大学

研究代表者

阪口 豊  電気通信大学, 大学院情報システム学研究科, 助教授 (40205737)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード感覚統合 / 能動的認識 / 音源分離 / 注意 / 聴覚 / 知覚体制化
研究概要

1.昨年度までに提案した能動的認識のアルゴリズムを時間的な予測を含む場合に拡張し,少ない観測回数で対象の時間的変化を効率よく推定するアルゴリズムを構成した.また,構成したアルゴリズムの有効性を数値実験により検証した.
2.本年度の予算により導入した音声記録装置を用いて,種々の楽器音のデータを収集した.また,計算機によって人工的に音声データを生成し,音源分離実験のための音声データベースを作成した.
3.2.で得られたデータを解析した結果,音源分離のためのカギとなる特徴として,音の変化の同期性や倍音構造が有用であることが確認された.その一方で,これまでに提案してきた能動的認識のアルゴリズムに加えて,知覚体制化のアルゴリズムを構成し,それらの相互作用により特定の音源の情報を分離するメカニズムを考える必要があることが明らかになった.
4.3.の問題を解決するため,視覚の分野で得られている知覚体制化の原理を聴覚の分野に適用し,それを工学的なアルゴリズムとして定式化することを試みたが,完成には至らなかった.
5.4.と並行して,聴覚における知覚体制化のメカニズムを調べるため,特に,知覚体制化と関係があると思われる錯覚減少に着目して,合成音を用いた心理学的実験を行なった.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Y.Sakaguchi: "Hoptic Seusing System with Active Perception" Advanced Robotics. 8. 263-283 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 阪口 豊: "動きの予測を伴う能動的認識のアルゴリズム" 日本ロボット学会誌. 12. 708-714 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 阪口 豊,中野 馨: "「注意」を考慮した随意運動制御のモデル" 電子情報通信学会技術報告. NC93-141. (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Sakaguchi,K.Nakano: "Haptic Recognition System with Sensory Integration and Attentional Perception" Proc.IEEE-MFI-94. 288-295 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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